精神保健福祉士の仕事内容

介護施設で活躍できる職種の1つに、精神保健福祉士があります。
これは1998年に施行された精神保健福祉士法に基づいた国家資格のことです。

主に精神上の障害を抱えている人の生活をより良く向上させるために援助を行う仕事です。
たとえば、精神的な障害がネックとなって日常生活をスムーズにできない場合に、家族は非常に大きな負担を負うことになります。そこで、医師や臨床心理士と連携して適切なサービスや施設を紹介するのです。

その他に、給付金制度の案内を行うこともあります。職先は、精神科がある病院や心療内科クリニックなどが主な働き場所になります。また、保健所や少年院や老人保健施設などもあります。

精神保健福祉士の給料は、初任給は17万円くらいだと言われています。正社員ではなくパートの場合は時給にして900円~1000円前後とのこと。平均年収は400万円未満というデータが出ています。

精神保健福祉士としてキャリアを積んでいけば、年収もどんどん上昇していきます。ちなみに、公的機関で働く場合は公務員と同じ立場になりますので9時から17時の勤務になります。一方で私的な医療機関で働く場合はシフト制などもありますので、事業所に応じて勤務時間帯は異なります。

近年では、老若男女問わず多くの人がさまざまなストレスを抱えています。そんな中で精神保健福祉士は、必要不可欠な存在だといえます。高齢者やそのご家族の心に寄り添うことを仕事にして、介護業界に貢献してみてはいかがでしょう?